一人暮らしの準備 大阪公立大学俳句同好会
注意:この記事は一人の大学生の感想や個人的な意見にすぎません。
はじめに
この記事では,一人暮らしの準備について,必要なもの(人や住居によっては必要ないものも含む)を挙げ,買うときの参考になりうる感想や意見を紹介します。
また,この記事では,必要なものを住居(一人暮らし)における場所ごとに分類します。すなわち,1つ目は家電であり,コンセントのある位置に配置します。2つ目は水周りであり,水を使う位置に配置します。3つ目は家具(寝具やインテリアを含む)であり,住居全体に配置されます。以上を参考に,気になっている項目だけ読んでもらっても良いと思います。
この記事で必要なものとして紹介しているものは,自分(筆者)が新生活の最初に買いそろえたものになります。ただし,すぐに買えるもの,つまり,運ぶのが楽なもの,スーパーや薬局で買えるもの,日用品などは省略します。
必要なもの
以下に必要なものを感想や個人的な意見とともに示します。また,どのくらいお金をかけたか(あるいはかけるべきだと思ったか)を三段階で評価します。評価の内容としては,☆☆☆は妥協できないもの,☆☆は予算を調整しやすいもの,☆は最低限の品質さえ確保すればいいもの,また,ランクを上げると急に高くなってしまうもの,というようになっています。これらの評価はかなり主観的なものになります。
家電
家電は最初に一通りそろえ,買い替えることもほとんどないと思うので,慎重に検討すると良いと思います。
家電には,よほどのことがない限り必要な家電(ほとんどの人がもっている家電)と人や住居によっては無くても生活のできる家電(もってない人がいる家電)があると思います。この記事では,自分と友人の数人を参考にその線引きをしますが,あまりあてにしないでください。自分はこの記事で挙げたすべての家電を最初に買いそろえましたが,一部の家電には新生活1日目にそろえなくとも大丈夫なものがあります。
大体の人がもっている家電
冷蔵庫(☆☆☆:食生活による)
住居に冷蔵庫スペースみたいな場所があるので,そこの大きさに合わせて買う必要があります。冷凍庫は大きければ大きいほど便利だと思います。冷凍庫が小さいと,仕送りや冷凍食品などですぐにいっぱいになる可能性があります。
洗濯機(☆☆:正直違いがわからない)
洗濯機も専用の場所があるので気をつける必要があります。洗濯機にはドラム式と縦型があり,また,乾燥機能の有無などがあります。自分は乾燥機能で乾燥させた匂いがあまり好きではないので縦型の安いもので済ませましたが,乾燥機能がとても便利という人もいます。余談ですが,洗濯用洗剤には縦型専用とドラム式専用があり,たまに間違えることがあります。
電子レンジ(☆:機能の多さと値段が比例)
本当はオーブンレンジが欲しかった。オーブンレンジにしないのであれば,あまりお金をかける必要がないです。料理好きであればオーブンレンジにするべきだと思います。自分は,新生活が落ち着いてきたころに,お菓子をつくろうとしたのですが,オーブンレンジがないことに気づき,絶望しました。
掃除機(☆☆:一定の値段を超えない限り違いがわからない)
高いものが買えるなら買ってもいいですが,部屋が広くない限り掃除は楽なので,恩恵を受けにくい気がします。また,大きいと置く場所に困ります。
アイロン,アイロン台(☆:本当に何でもいい)
大学生はスーツなどを着る機会が増えると思います。特に,塾講師のアルバイトではスーツを着ることが多いので,アイロンは必要になると思います。スチームが出て,台の要らないアイロンもありますが,他の予算を削ってまで買う必要のあるものではないと思います。
ドライヤー(☆:安すぎると不安)
実家のドライヤーとの違いに驚きます。ヘアアイロンとかも必要になると思います。大学生なので。自分はめったに使いませんが。
もってない人もいる家電
テレビ(☆☆:住居によっては備え付けのテレビ台で価格が決まる)
個人的には絶対に必要なものですが,もっていない人もいます。関係ないですが,生活に慣れるまでは,荷物の受け取り以外の予定にないインターホンは無視しましょう。
炊飯器(☆☆:毎日ご飯を炊くと約束できるか)
値段に左右されやすい家電な気がします。自分は新生活開始1か月でパックご飯のお世話になりましたが,最近またご飯を炊き始めました。炊き立ては美味しいです。
電気ケトル(☆:水が沸騰すればいい)
水が沸騰すればなんでもいいですが,保温機能を求めるのもありかもしれません。一人暮らしの住居はコンロが一つしかないことがあるので,その場合,自炊するときにかなり必要となります。個人的に,大学生になってから温かい飲み物を飲むことが増えたので,電気ケトルは絶対に必要だと思う。
オーブントースター(☆☆:安いと焼きムラがひどい)
値段に左右されやすい家電だと思います。表と裏の焼け具合が違うと悲しいです。最近,実家はアラジンのトースターに買い替えましたが,すぐに熱が発生し,かつ,トーストが綺麗に焼けたので感動しました。余談ですが,自分の自宅(下宿先)では,冷蔵庫の上に電子レンジがあり,その上にトースターがあります。
空気清浄機(☆:安いと不安)
フィルターに埃が溜まるが,その効果を感じにくい。しかし,無いと不安な家電。
水周り
水周りはキッチンとバスやトイレと洗濯の場所に分けられると思います。
この場所は生活に慣れてから買い替えることのできるものが多いので最初は最低限のものを揃えるだけで良いと思います。
キッチン収納(☆:金属かプラスチック)
キッチンの収納は選択の余地がないと思います。写真や実物を見ると,多分「あっ,キッチンにあるやつだ」となります。自分は金属っぽい方を使っています。棚の位置が変えられて便利です。友達はプラスチックっぽい方を使っています。こちらは車輪があり,配置場所を移動できるみたいです。
包丁(☆☆:安すぎるとかなり使いにくい)
安すぎると使い物になりません。そのため,スプーンやフォークなどと一緒になっているものはおすすめしません。楽しく料理をしたいのであればそれなりのものを買いましょう。
鍋,フライパン(☆:鍋とフライパンの中間もある)
鍋とフライパンを1つずつ買うことになると思います。コンロの個数によって必要なものが変わるかもしれません。コンロが1つだと料理のモチベーションが上がりにくいです。
バスタオル,フェイスタオル,バスマット(☆:統一すると良い)
何でもいいです。自分はニトリで揃えました。また,自分はタオルの洗濯周期を基準としています。
物干し竿,突っ張り棒(☆:これなしは考えられない)
物干し竿と突っ張り棒がないと洗濯がままならないです。個人的には,突っ張り棒で部屋干しできないと詰みます。年に数回ほど,突っ張り棒が落下し,とんでもないことになります。
家具
家具は住居にあるものの大半を占めます。
特に,寝具は生活の3分の1くらいに影響してくるので,慎重に選ぶ必要があると思います。
ベッド(☆☆☆:一番妥協すべきでない!)
大学生はとかく睡眠をないがしろにしますが,睡眠の質は食生活と同じくらい重要だと思います。自分は,ソファ代わりにもできるように,また,自分や布団がベッドから落ちないようにセミダブルにしました。マットレスなどもしっかりとしたものなので最高です。
枕,掛け布団など(☆☆:睡眠の質に直結)
枕を良いものにすると明確に違って良いみたいです。自分も高い枕を買おうか悩んでいます。掛け布団については,冬の一人暮らしの部屋はなぜかとても寒いので暖かい布団を買うと良いと思います。
カーテン(☆☆:部屋の雰囲気)
カーテンは部屋の印象にも大きくかかわります。カーテンの質感は個人の好みになるかもしれませんが,自分は防音効果を期待して重ためのカーテン?を使っています。絶大な効果はありませんが,音が気になるのであれば検討する価値があると思います。
カーペット,ラグ(☆:騒音の原因にならないように)
下に住民がいる場合,カーペットなどを敷くとトラブルを避けられます。掃除機との相性が悪いと掃除に苦労します。
テーブル,机(☆☆:勉強机を買うか否か)
自分は,床に座るとき用の折りたためるテーブルとデスクトップパソコンなどを配置する机を買いました。かなり部屋が狭くなりましたが,パソコンなどを配置する机はしっかりした昇降デスクを買いました。実家と同じものだと落ち着きます。
チェア(☆☆☆:生活の大半に関わるかも)
大学生になってから,勉強などで自宅のチェアに座る時間が増えるので座り心地はかなり重要だと思います。ゲーミングチェア?とかも良いと思います。
収納(☆:衣類用とそれ以外)
自分は無印良品で統一しました。家具を同じところで買うといつでも部屋を復元できるという安心感が得られます。収納は最初に買いすぎると後で困るので,最小限からはじめることをおすすめします。
ゴミ箱(☆:部屋用と玄関用)
自分は部屋に1つのゴミ箱,玄関に3つの大きいゴミ箱(生ごみ以外の燃えるゴミ,ペットボトル,缶)を置いています。キッチンはスペースがないため,ゴミ袋をひっかけるアイテムを使っています。
本棚(☆☆:大きい本と単行本が入る本棚が便利)
下部分が大学で使う教科書が入る大きさで,上部分が単行本の入る大きさの本棚がお勧めです。例えば,本棚通販.comの本棚がおすすめです。
おわりに
以上のように買った結果,私の部屋はデスクとチェアとベットが大半を占めることとなりました。狭い部屋を借りた人は覚悟しましょう。
新歓に何をすればいいのかまったくわからなかったので,自分が新入生のときに欲しかった内容の記事を書きました。本当は写真などをつけたかったのですが間に合いませんでした。何かしらの助けになれば幸いです。
よい新生活を。俳句に興味があれば俳句同好会に。
𠮟られるかもしれない俳句講座① 大阪公立大学俳句同好会
はじめに
こんにちは。大阪公立大学俳句同好会です。
この記事は俳句に興味があるが全くの初心者だという方々に向けた記事で,普段は無季俳句を詠んでいる異端が普通の俳句の詠み方を紹介したものです。
なので,俳句に親しみのある方がお読みになると気分を害する箇所があるかもしれません。
どうか見逃して下さい。
俳句の基礎知識
早速ですが,俳句の基礎をできるだけ分かりやすく箇条書きします。
なるべく基礎的なことからになるように並べます。
・基本は五・七・五でリズムよく
・季語は一語入れる
(2語入れることもできるが主役が曖昧になる)
・「ー(長音)」と「っ(促音)」は一文字
・「ぁぃぅぇぉゃゅょ」は前の字と合わせて一文字
・切れ字「や・かな・けり」などは強調・詠嘆
・季語のことだけで成立させる俳句
=「一物仕立て」(難しい)
・季語以外の要素も詠む俳句
=「取り合わせ」(ほとんどの俳句)
・「うれしい」など感情を表す言葉は使わない
こんな感じです。この記事では切れ字についてはほとんど触れません。使いたい人は使ってみてください。古文をしたことがあったり,俳句を鑑賞したことがあったりするならば,割と使えると思います。
これらに注意しながら俳句を詠んでみましょう。
俳句を詠む
ここからは様々な俳句の詠み方の一つを例とともに紹介します。
型にはめて詠むのは創作している感じがしないと思う方もいると思います。
しかし、型にはめただけで失われる感性や創造性など無いに等しいので気にしなくていいと思います。
圧倒的な感性で読む人をわからせるつもりで詠んでみてください。
また,一度詠んでしまえば俳句に対するハードルが下がるという理由からも詠んでみることをおすすめします。
①下五を決める ー普通名詞かつ物体が○ー
さっそく,下五から詠んでいきます。
先に決めることで下五を修飾する中七を決めやすくなります。(今回の詠み方では)
下五は普通名詞かつ大きすぎない物体がいいです。
そうすることで情景を映像化しやすくなります。
ここで下五に季語をいれてもいいですが,上五で季語を使った方が季語のもつ雰囲気などを生かしやすく,また詠みやすいです。
例:炊飯器
②中七を決める ー下五を修飾するー
次に,中七を決めます。
中七は先ほど決めた下五を修飾します。
ここで個性を出せると良い感じです。
季語が入らないようにだけ気をつけてください。
例:二合は炊ける
③上五を決める ー季語で雰囲気を出すー
下五,中七ときて,上五を決めます。
上五では五音の季語を選びます。
季語は歳時記(季語の辞典みたいなもの)で探すといいですが,なくてもネットで季語を探すことができます。
選ぶときは,既にできている十二音と相性の良い季語を選びます。
もちろん,周りの景色を参考にした場合は,景色の中にある季語を使ってもいいと思います。
ここの組み合わせで句の雰囲気が決まります。
例:春の宵
④いい感じに整える
最後に,いい感じに整えます。
注意点は以下の通りです。
・季語は適切か
=季語の意味などを正しく捉えられているか
・意味が重複している箇所はないか
・五感を意識できているか
↑難しいが出来れば情景を豊かに表現できる
とりあえずこの3つを意識して調整してください。
例(完成):春の宵二合は炊ける炊飯器
あとがき:詠んだ句を手に俳句同好会へ来て欲しい
今回は簡単な俳句の詠み方を紹介しましたが,詠めましたでしょうか。
詠めたならば,例のよりはうまく詠めていると思います。多分。なので,その句を己の中にしまっておくのは勿体ないです。
その句をぜひとも俳句同好会に披露してください。俳句同好会では同好会に入らなくても参加できる句会も予定しています。
また,Twitterで詠んだ句を見せて頂けると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考文献(一応)
夏井いつき『夏井いつきの世界ー分かりやすい俳句の授業』株式会社PHP研究所,2018年